ふるさと歳時記

7月 山頂へ
残り二丁や
    大夕立(おおゆだち)
7月6日(日)まで アサヒグループ大山崎山荘美術館 つながる民藝 縁ぐるり ―山本爲三郎コレクションより
 1920年代に思想家の柳宗悦(1889-1961)らを中心にはじまった民藝運動は、地域や国境、職業や世代を越えた人々の多様な繋がりを生みだしました。そのなかの一人、朝日麦酒(現アサヒグループホールディングス)株式会社の初代社長を務めた山本爲三郎(1893-1966)は、民藝運動を草創期から支えた人物として知られます。山本のもとに集まった品々は現在、山本爲三郎コレクションとして当館に所蔵され、「民藝」という言葉の誕生から100年を迎えた今なお、褪せることのない魅力を放っています。
 本展は、この山本コレクションから9人の作家(濱田庄司、バーナード・リーチ、富本憲吉、芹沢銈介、棟方志功、河井寬次郎、黒田辰秋、青田五良、エセル・メーレ)に焦点を当てるものです。濱田とリーチ、リーチと富本、富本と芹沢、……メーレと濱田、という連続的なペアを作り、各々の作品とエピソードから、彼らの関係を一つの円環のように浮かび上がらせます。いわゆるグループ展とも2人展とも異なる試みが明らかにする、9人それぞれの関係性や意外な共通点、あるいはこの円環に派生する人々のつながりをご覧ください。

      


富本憲吉《白磁染付蝋抜ホップ文鉢》
(アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵)

            


河井寬次郎《スリップウェア線文鉢》
1931年 (アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵)


   リーガロイヤルホテル京都が本展のために考案した期間限定の特製スイーツが本館2階喫茶室で楽しめます。
  詳細はアサヒグループ大山崎山荘美術館のホームページをご覧ください。

 (注)本文・画像はアサヒグループ大山崎山荘美術館のプレスリリースから抜粋
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8月 耐え耐えの
八十路(やそじ)の身や
晩夏光
8月16日(金) 宝積寺(宝寺) 行燈供養 行燈供養(精霊会)
 仁王門からの参道の両脇に灯されたろう そくの光の中に本堂が浮かびあがり、境内 が幽玄な趣にあふれます。閻魔堂では精霊 会法要が午後7時頃から営まれます。