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小倉神社


          社伝 元正天皇養老二年(718)に勧請され創建されたといいます。桓武天皇平安遷都(794)のとき御所の鬼門除けとして祈願され延喜式神名帳によれば乙訓19座大5小14座の大5座の一つに列せられ月次、新嘗の官幣に預かったといいます。また、文徳天皇のとき神階正一位となり、以来正一位小倉大明神と号しています。祭神は 武甕槌神(たけみかずちのかみ)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、斉主神(いわいぬしかみ)、比売大神(ひおめのおおかみ)のいわゆる春日四神です。
 羽柴秀吉は天正十年(1582)の山崎合戦のとき家臣片桐勝元、脇坂陣内を使者として遣わし、当社に祈願して大勝したので、神徳に報いるため毎年米三千俵を寄進し、また徳川家も山地二十余町歩を寄進したと伝えられます。

 
  元治元年(1864)の
禁門の変により、当社の記録はことごとく焼失し古記録は残されていないが、一の鳥居は元禄二年(1689)、二の鳥居は元禄四年の銘があります。一の鳥居の扁額「正一位小倉大明神」の書(右写真)は小野道風の真筆と伝えられます。

 

 

 本殿   三間社流作りの杮葺きで、覆屋がかけられています。割拝殿には三面の絵馬がかけられています。一面は文政十年(1827)の相撲の絵馬、一面は享保二年(1717)の祭礼の絵馬(左写真)です。これらの絵馬で往時の隆盛がしのばれるが、最近になって近年の祭りを書いた絵馬が加わりました。
 

所在地   〒618-0091 京都府乙訓郡大山崎町円明寺鳥居前83
電話番号  075-956-2044
行事

 1/1:歳旦祭
 1/第2または第3日曜日:射礼神事(左座)
 2/3:節分祭
 2/11:射礼神事(右座)
 5/5:神輿巡行、稚児行列